植人
2010年9月18日土曜日
ギター
そこにあるだけでは、ただの木でできた物体。
その物体には弦が六本張られている。
手にとって自分で触れないと、始まらない。
ひとたび触れてみれば、それに合わせて音が響いてくる。
音を重ね、伸ばし、並べると、あら不思議。
一つの世界が立ち上がってくる。
何もしなければ、黙って静かにしているギター。
打てば響く西郷隆盛みたいなやつ。
嘘が通じないギターは正直者。
世界は無限に広がっている。
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