2009年1月18日日曜日
スーパーカー『B』
スーパーカー『B』
レンタルで借りた一枚。スーパーカーのB面を集めたアルバムです。スーパーカーの場合A面、B面といっても楽曲のクオリティに全く差はありません。ただ単にシングルのA面には向かなかったり、アルバムの流れに合わずに収録されなかっただけという名曲がワンサカあります。それらの曲がこういったアルバムになってリリースされるのはありがたいものです。
私は「AOHARU YOUTH」の頃まではシングルがリリースされる度にゲットしていたので、DISC1の方は全て聞いたことのある曲でした。一曲目の(Am I) confusing you?はシングル・ヴァージョンを初めて聞いたので、アルバムのヴァージョンとの録音の違いが興味深かったです。シングルの方はジュンジ・パートのギターが大きめにミックスされているので、楽曲が少し荒々しく尖がった音に聞こえます。これが以外と面白かったです。他の曲で言えば「ALRIGHT」「Sleeping Bag」「Electric Sea」などは良く聞きました。「Seven Front」はライブで聞いたやつのほうがカッコいいですね~。
そして、個人的には聞いたことのない曲が収録されているDISC2なんですが・・・、やっぱりスーパーカーは良いですね~!!しみじみ思いました。本当に良い曲ばっかりです。特に「ANTENNA」という曲には完全にやられました。久しぶりにトキメキました。とてもシンプルな曲です。無駄な音が一つもないです。ギターの響きがとても綺麗で、そこに完璧なベースラインとリズム・ワークが寄り添います。そして歌詞が素晴らしいです。素晴らしすぎる。「未来を受信している」という言葉選びのセンスには脱帽です。ジュンジが書く詩があることによって、楽曲がさらにイマジネイティブになります。ヴォーカルがなぞるメロディもパーフェクト。
そしてこういった疾走感はロック・バンドにしか出せないサウンドだと思います。「ロック」と言っても、”ロッキノン”がいうロックではなく、例えばマイケル・ジャクソンの「Rock With You」に近いニュアンスですが・・。
もちろんDISC2には「ANTENNA」以外にも素晴らしい曲がたくさん収録されています。今の気分で言うと「ALIVE」なんかも良かったです。歌詞だけで言うと「FOX, DOGS AND DOVES」なんかは興味深かったです。
そんなわけで、私はこのアルバムをとても楽しめました。そして、スーパーカーの感性のするどさと、それを形にする表現力の高さに改めて感服しています。スーパーカーは本当に稀有なバンドだと思います。いや~本当に良い音楽を聞かせてくれました。ありがとう!!
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