「無重力ゆえ、地上の常識がいっさい通用しない宇宙建造物の世界。ひとつの突破口を開いたのが、三浦公亮東大名誉教授が考案した“ミウラ折り”という「折り紙」だ。つぶれたロケットにできた菱形模様をヒントに幾何学的に編み出されたその形は、じつはテントウ虫の羽や植物の葉など自然界にも存在し、さらには毛織物やモナリザの絵にまで見いだされる普遍的な構造だった。宇宙の真理に通じる「ミウラ折り」の神秘に爆笑問題が迫る」というもの。
印象に残ったのが、元々構造物の「破壊」について研究していた時に、実はその破壊されたものの方が、構造物としての「強度」が高いという発見と、その破壊されたものの幾何学的な美しさに気付いたというところです。「美しいからには何かある」という思いから研究していくうちに、「折り紙」というものに大きなヒントを得る。そこで考案されたのが”ミウラ折り”という折り紙の技法です。
まさか宇宙に建造物を作るという問題に、子どもから老人までいつでも手に入る「紙」というもの、そして日本人にはお馴染みの「折り紙」という遊びがヒントになるなんてとても面白いと思いました。
日常のふとした瞬間に感じる「美しい」ものは、誰にでも訪れるもの。それをどう繋げられるかが、その人の創造性なのだと思いました。
「ミウラ折り」で検索していると面白いサイトを見つけました。アットホームの社長さんが様々な分野の研究者にインタビューをしているサイトです。その中に三浦公亮教授のインタビューが掲載されているので、興味のある人はチェックするべし!
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