2013年1月9日水曜日

見たものがすべて

映画に限らないと思うけど、鑑賞する側からすれば発表された作品の形しか知らないので、それを1つの世界観として受け取ってしまう。カーネマンの『ファスト&スロー』で「見たものがすべて」という言葉があるけど、まさにそんな感じ。

実際のところ作品にそぐわなかっただけであって、背後には使われなかった美しいシーンや、ストーリーが山ほどある。本編の作品よりあったりもする。

作る側、いやもしかしたら見る側も、その語られなかったものが次の作品なり、あらたな発想のきっかけへと繋がっていくんだと思う。直接その素材を使うかどうかは別として。

とか言いながら、新しく何かを作る時は前の作品はほとんど関係なかったりもする。その時一番関心がある事柄のほうが面白いから。

 

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