2010年9月18日土曜日

ギター

 そこにあるだけでは、ただの木でできた物体。
 その物体には弦が六本張られている。

 手にとって自分で触れないと、始まらない。
 ひとたび触れてみれば、それに合わせて音が響いてくる。

 音を重ね、伸ばし、並べると、あら不思議。
 一つの世界が立ち上がってくる。

 何もしなければ、黙って静かにしているギター。
 打てば響く西郷隆盛みたいなやつ。

 嘘が通じないギターは正直者。
 世界は無限に広がっている。
 
 
 

2010年9月16日木曜日

秋太郎

 昨日一昨日と二日連続で、稲刈りの手伝いに行ってきた。コンバインでゴトゴト一列ずつ稲が刈り取られていくのをあぜ道に腰を下ろしながら眺める。刈り取った稲穂が満杯になると、軽トラに積んだ穀物搬送機『秋太郎』なる大きなバックに、”オーガ”と呼ばれる長いアームを伸ばして稲穂を排出する。デカイ水道の蛇口のようなものと言えば良いだろうか 結婚式に米を降り注ぐライスシャワーというものがあるそうだが、これもまさしくライスシャワーだよなと思いながら、バックの中が均一になるように”殻つきライス”を押したり、引いたりして馴らしていく。シャワー繋がりでいうと”秋太郎”は米が外に出ない程度の網目状の巨大バックなので、そこに大量の水を流せば網目から細かい水が出て大きなシャワーの蛇口に変身することもできるだろうなと想像した。

 稲を刈った後を軽く整備するために、レーキを持って田んぼを歩くとまず目に入るのが、大量のツチガエルである。脚を下ろすたびにツチガエルがピョーンと何匹も飛び回る。踏まないように注意して歩くのだが、なにせツチガエルというだけあって、タンボの土とほとんど同じ色。ちょいと通らせてもらうよ!と1人ごとを言いながら作業を進める。

 作業の合間に休憩しながら思う。田植えをしたものが立派に育ち、今それを収穫している。一緒に田植えをした家族と親戚の顔が浮かんできて、力を合わせて作ったんだなと思ったけど、よく目の前の田んぼを見たら、人間だけでなく、カエル、様々な鳥、昆虫、微生物、太陽、水など数えきれないくらいのものが関わっていることに改めて気付いた。

 田んぼでの作業が終わり、祖父母の家に戻り”秋太郎”などの機材の片づけに入ると、今年の稲刈りももうすぐ終了。すると祖父もリラックスしたのか、「ブススッ」とすこし湿り気のある屁を一発かましたと思うが先か、例の匂いが漂ってきた。瞬間的に「くせぇ」と思ったが、よく考えたら自分も同じ米を毎日食べているのだから、同じような匂いを出しているのだろうなと思った。ちょうどこの文章を書いている最中に、隣の部屋からオヤジの威勢の良い屁の音が聞こえてきた。
 

 

 

2010年9月9日木曜日

観壮の線架高道鉄るせ貫縦を市全

 今日行った本屋で、昔の写真をポスターカードにしたものを集めたフェアーをやっていた。いかにも古そうな白黒写真がズラリ、中には白黒写真に彩色した変にカラフルなものもいくつかあった。どうやら地元の古い写真が集められているようで、行ったことのある土地の名前がちらほら。

 中でも姫路城周辺のものや、神戸などの写真を見るのは面白かった。例えば神戸にあるトアロードを走る市電の写真を見た時は発見だった。というのも自分が知っているトアロードといえば、せいぜいその道の周辺にファッション関係の店があって、オシャレなカフェがあってというくらいの認識しかなかった。そもそも神戸の街を車で走ることもほとんどないので、今現在のトアロードがどんなものかさえも良く知らない。

 しかし、そのトアロードを市電が走っている写真を手にとって眺めてみると、色んな想像が膨らんだ。環境という面で考えれば排気ガスを出す車より、多くの人間を運べる市電のほうが良いのではと考えたり、今ある街が完成というわけでなく、どんどん姿を変えていくということ。例えば、20年~30年先という未来を想像してみると、今当たり前のように道路を走っている車が、市電のように姿を消して全く別のものに代わっていてもおかしくないということ。など色々頭の中を思いがめぐったのであった。



 実際に購入したのはその「市電」のポスターカードではなくて、神戸の街を走り抜ける「汽車」を映したもの。自分からすれば神戸の街を汽車が煙を上げて走っていたということが、逆に遠い未来の話のようである。街の姿をみると瓦屋根がほとんど。

 我々が当たり前のように今生活している風景も、我々の想像を超えた変化を見せるのだろうなと古い写真を眺めながら思う。

 実は色々あった写真の中で前から見たかったものがあったので、それを見つけた時は嬉しかった。それは自分の家の近くにあったと聞いていた「温泉」の写真である。今はただの住宅地になっていて、知らない人に昔ここに温泉があったといえば驚くぐらい平凡な所に、それは確かに存在していたのである。春になれば桜が満開だったそうである。

 ところでこの「温泉」の写真との出会いは自分のなかでも一つのトピックではないかと思っている。なんとなく頭の中で興味があって、知りたいなと思ってたことが、忘れた頃に実際に目の前に現れた・・・。ちょっとした夢が叶ったみたいなもの。だったら他にももっと面白くて、楽しくて、そして自分だけでなく他の人も明るくなれるような未来を想像し続けていたら、こんな途方もないことも忘れた頃にあっけなく実現されてしまうのではないかと思ったりもした。


2010年9月4日土曜日

かんばせいしょん

 昨日初めてskypeを使って会話をする機会があった。こちらは、普通のデスクトップのパソコンからの通話で、相手側はipod touchからの通話であった。通話に便利なヘッドセットを持っていないので、ヘッドホンをマイク代わりにしゃべることになったのであるが、それでもこちらの声はちゃんと相手に届いていたようだ。

 ところで、skypeを使っての通話をしてみて思ったのは、一つ自分の中にあった固定観念が無くなったということである。離れた場所にいる人間と会話するには、電話の受話器に向かってするものということを当たり前のように思っていたけど、今回はお互いがそういうものは使わずの会話になった。

 会話の方はというと、これがとても面白かった。べらぼうに。そしてとても楽しかった。話している最中に色々発見があったり、アイデアが湧いてきたり、なんだかんだで6時間近く朝になるまで一気にしゃべり通した。多分、その気になれば24時間でもしゃべり続けることができるね。そう思った初skype体験であった。

2010年8月31日火曜日

これは良いぜ!



 すごくレベルの高いアイドルだと思う。確かにかわいい女の子が元気に歌って踊ってというのが大きな魅力だし、ただ単純に男女が惚れたはれたを歌っているようだけど、そこから何段か上のことが歌詞にメッセージとして込められているように感じた。
 韓国のオリジナルバージョンも聞いてみたけど、そちらは正しく若い男女の恋愛がテーマに作られているみたい。歌詞としてはオリジナルより日本デビュー版のほうが良いと思った。どうやってこのグループを日本に上手く紹介するのかがかなり工夫されているようで興味深い。

 一方、日本のアイドルでいうと嵐の『happiness』っていう曲は良いと思った。2007年リリースの曲なのだが、個人的には最近テレビで流れているのを見て知った。たまには普段聞かないような音楽を聞くのも新たな発見があって面白い。


2010年8月1日日曜日

rozi

 夏だけに暑いですね。皆さんいかがお過ごしでっか?

 今日は朝から本屋に行ってきました。そこでこんな本をゲットしました。



 自転車に乗っているとついつい脇道にそれて狭い路地を走りたくなる。自転車はロードしか持っていないので、狭い路地を走るのは向いていないのだが・・・。

 

 最近心境の変化なのか、小さな子供や、老人を見ているとなんだか温かい気持ち?のようなものが湧いてくることが多くなった。

 路地と言えば、最近また読み直している「こち亀」にも良く出てきます。ところでやっぱりこち亀は面白いです。今でも声を出して笑ってしまいます。自分が生まれる前から連載されていて、それが今も続いているなんて・・・スゴイ!!


 

 『路地の記憶』に続き、画像の向きがおかしいですが、めんどくさいのでこのままで。ちょっと前になるのですが、そうそう、梅雨の時期にゲットしたのがこの『The art of Totoro 』です。こちらは路地というよりは田舎道ですな。トトロって今だにちゃんと観たことがないのですが、そんな自分でもかなり感動しました。日本の田舎の風景が好きな人には、ジブリやアニメに興味がなくても楽しめる一冊だと思います。



 
 

 

2010年7月23日金曜日

ゴクッ

Girl Animation from Francis Kmiecik on Vimeo.



 なんか良い映像だ。

 ところで今日は原付のバッテリーを交換した。作業は自分でやったのだが上手くいった。これでウインカーもきっちり作動する。なんでバッテリー交換したのかというと、この季節日差しが強く暑いし、いつもの海沿いの道は海水浴客で一杯だ。それで自転車のシーズンオフにすることにしたのだ。

 話は変わって、9月4日(土)にこんな催しものがあるそうです。こういうゆる~いローカル・イベントだったらのんびり楽しめる人も多いのでは?

 う~んカルピスがうまい!
 

 

2010年7月2日金曜日

そういうこともある。

 昨日本屋に行くために自転車で家を出て、少し走ったところで、ハンドルがガクンとなってゴリゴリゴリと音がする・・・?あちゃー、前タイヤがパンクだ。とりあえず自転車を降りて近くの公園まで押して歩く。やれやれパンク修理しないといけない。フーと一つ大きく息をついて作業にとりかかる。リュックからチューブやポンプ、タイヤレバーを出してぼちぼち作業を開始。ん?あれよあれよと言う間に作業が進んでいく。前に家でやったときはめちゃめちゃ時間掛っていたよな?自分でも不思議なくらいあっさりとパンク修理を完了。

 気を取り直して、本屋に行く途中に自転車屋さんでチューブを調達するためにルート変更!新しいチューブをゲットし、改めて本屋へ向けて出発!途中に古本屋があることを思い出して、そちらに舵を切ることに。古本屋ではお目当ての本が無かったので、店を出て自転車のキーを外して、さあ出発だとひと漕ぎすると、ん?今度はお尻の感触が変ですよ・・・。あちゃー、後タイヤもパンクしてますね!!!またもや近くの公園に自転車を押して運んでパンク修理。新しく買ったばかりのチューブが役立つぜい。ちょっと早いよねと思いながらも、淡々と作業を終了。

 その後本屋にてお目当ての本もゲットして無事帰宅し、今に至るのであった。終わり。

2010年7月1日木曜日

快作




 最近ほとんど音楽を聞かなくなった。一時は毎日のようにCDを購入し、音楽雑誌を読みふけり、やっきになって未知の音楽を求めて彷徨っていたものだ。今では聞くとしても自分で作ったものか、友達が作ったもの、チェックしているブログでアップされている音楽を聞くぐらいだ。それで十分満足を感じている今日この頃。



2010年6月14日月曜日

ひゅ~どろろろろ。

 心霊写真がどうのこうのというテレビ番組を見ていて思うのは、例えば自分が撮った写真に、意図しないものが写りこんでいたとしても、それを見て「霊が写っている!!」と考える発想が自分には無いなということだ。
 我が家のテレビは昔からフジテレビの映りが悪く、常に残像がかすかに見える状態であった。それが当たり前で、アンテナの位置が悪いんだろうぐらいにしか思っていなかったのだが、ある日、友達が遊びに来た時に、そのテレビを見て「霊が映っとるんちゃうか?」と言っているのを聞いて、そういう風に受け取る人がいるんだなと思ったことがある。
 
 
 
 

 

2010年6月5日土曜日

う~ん・・沁みるねえ

 最近はアコースティック・ギターをよく弾いています。

 アコギ系の音楽でいうと、僕の家にはハナレグミの楽譜があるので、
それを適当に開いて弾き始めたのが”ボクモード・キミモード”という曲です。
初めは全く弾けなかったのですが、今は楽譜を見なくても歌いながら弾けるようになりました。
といっても楽譜通りではないです。自分の弾きやすいようにリズムとか
音を省略して適当にやってます。

 ハナレグミの楽譜を読んでみると、”ギタレレ”を使って作曲したものがある
とありました。そういえば以前いつものように自転車で海まで行ってボーっと
景色を眺めていたら、浜辺に30代くらいの男女のカップルがいて、男性は昼寝をして
るのか寝っ転がって、その横で女性の方がウクレレらしき、小さなギターをポロンポロンと
つま弾いていました。その音がスゴイ綺麗に響いていて、思わず聞きいってしまったことがありました。 

今思えばあれはギタレレだったのかな?と思ったりします。
 そんこんなで、ギタレレで検索をかけてみて発見したのが、下の動画です。




 いや~。これにはやられました。めちゃ良い曲やないか!!!
クロノクロスというゲームに使われていた曲だそうです。僕はゲームはほとんどやらないので、
存在すら知らなかったのですが、こんな良い曲が流れているゲームなら、
きっと素敵なゲームに違いないと勝手に思ったりしちゃいます。

 とにもかくにもこれは是非自分で演奏してみたいということで、楽譜をゲット
して昨日から練習を始めた次第です。楽譜があってラッキー!これはかなり要望が
多かったみたいです。そりゃそうだろうな。

 この”クロノ・クロス ギターアレンジメント”という楽譜の初めには
作曲家のコメントがあって、”音楽は理屈ではなく、純粋に身体で楽しむものだと思っている。
だから実際に楽器を手にとって音を出してみる”と楽しいし、
手軽に弾けるギターの楽しみも味わって欲しいということがこの楽譜を出版した思いだそうです。
”音楽とは特殊な能力を持った人のみが親しむものという、変な固定概念はこの際捨てて、
ゆっくりと、のんびりと、皆さんそれぞれのベースで音楽を楽しんで頂ければと思います”
というメッセージで締めくくられています。

 楽譜にはこの”去りにし者ども”を含めて22曲収録されいます。
この曲以外もかなり良い曲ばかりです。いや~良いものと出会えて良かったです。
 
 

2010年6月1日火曜日

サササッ

 昨日の日暮れ時に、いつものように犬の散歩に出かけたら、
なんと”タヌキ”と遭遇しました!!始めは犬が歩いているのかなと思ったけど、
よく見てみるとタヌキでした。イタチはよく見かけるのですが、まさかタヌキが家の近所にいるとは・・。

 じーっとタヌキを見ていたら、向こうもじーっとこちらの様子を窺っていました。
一定の距離間を保ちながら、あっと思ったらサササッと走り去って行きました。



 
 

2010年5月28日金曜日

光輝く。

 昨夜の満月の明かりはとても綺麗だった。世界卓球選手権のテレビ中継を観終わって、
二階にある自分の部屋に戻る時に、窓から漏れる光に誘われて窓から外を見た。すると、
今まで見たことのないくらい、海が輝いている!!「あー、月の光が反射しているんだ」・・。

 しばらく、ボーっとその光に見惚れて、この光景を写真に収めようと階段を駆け下り
カメラを掴んでまた二階へダッシュ。急に月が消えてなくなるわけでもないのに、何故か
小走り。カメラを持って窓から外を見ると、やっぱり海は光っている!どうやら夢ではない
ようだ。

 しめしめとカメラのシャッターを押して、撮れたものを確認する。・・・「俺が目の当たり
にしている光は、こんなんじゃない!」設定を変えてもう一度「パシャ」。やっぱり駄目だ。
そうだ動画で撮れば上手くいったりして。というわけで動画モードで撮影してみたがこれも
ダメ・・・。あきらめてカメラはしまい込み、改めて月を眺めることにする。

 周りの家を眺めてみても誰も、この満月の明かりを眺めている人はいない。おいおいなんで
こんな綺麗なものを・・・。と思ったけど、自分こそがここに20年以上住んでいるけど、満月の
明かりが海に降ってそれがとてつもなく美しく反射し光輝くということを、自分の家から見れる
ということに初めて気付いたのだ。

 いちいち遠くまで旅行なんかせずとも、本当に身近なところに大きな発見があるのだなと思った。
ただ自分がそれを気づくかどうかということ。



 

 

2010年5月25日火曜日

Bitter Sweet Symphony



”Cause it's a bittersweet
symphony that's life...
Try to make ends meet,
you're a slave
to the money then you die. ”

 今になってこの曲の良さが分かるようになりました。

Once in a lifetime

2010年5月21日金曜日

メンチ


 ほぼ毎日夕方に犬の散歩に行きます。散歩中たいがい他の家の犬とすれ違うことに
なるのですが、その時の犬の様子を観察していて思うことがあります。すれ違う相手に
よっては全く見向きもせず、スタスタ歩いていくこともありますが、そうではないこともあります。

 昨日すれ違った犬とは相性が悪かったようで、いつもにも増して「ウゥーー」と少しキバ
を剥き、メンチを切りながらすれ違っていました。でも、その後数歩進んだと思ったら、土をカリカリ
掘り始めて、中腰になり、体をプルプル震わせながら”ブリッ”と用を足すのです。
「おいおい、さっきまであんなに威嚇し合ってたあんたが・・・」

 犬のメンタルの切り替えの早さといったら、まさにスイッチのon offの世界です。
人間だったら喧嘩したり、口論したりして頭に血が上った後に尾を引いて糞なんて・・・することもあるか。

2010年5月17日月曜日

周杰倫-愛在西元前



大合唱。

ロンゲだったのね



 CDで音楽を聴いていて勝手にバンドのいでたちを想像してしまいます。このPiebaldのボーカルは短髪でジェルで逆立てている骨太な男を想像していたのですが、実際はくるりやアジカンのボーカルみたいな人だったのでちょっと吃驚しました。すっかり色眼鏡が外れました。

トピックごとに別日

 今年はイチゴが上手くできているので嬉しい。とれたての瑞々しい甘さといったらたまりません。僕はこのイチゴを”練乳いらず”と呼んでいます。ちっちゃい奴はワイルドストロベリーで、プランターで育てているやつです。こちらはかなりワイルドな酸っぱさでした。


 うって変わって町の写真。本をゲットするために町まで自転車を走らせました。
本を購入後、自転車は本屋の前に置いたまま、ブラブラ町を散策することにしました。
 普段は通らない道を選んで歩く。ちょうど昼時だったのでサラリーマンらしきの男女4人組みが定食屋から出てきて、談笑しながら仕事場に戻っていきました。


 せっかくだから普段は見上げない角度を眺めてみよう。


 続いては”釣り人”。この日は海にたくさんのクラゲがプカプカと漂っていました。

2010年5月6日木曜日

red and green



今年のイチゴは去年のものより甘く感じる。最近晴れ間が多かったのも要因かもしれない。これだけ甘くておいしいのなら、鳥がやってきて食べるのも良くわかる。僕は鳥対策を全くやらず、イチゴを分かち合うことにしている。

2010年5月1日土曜日

いちごの季節


 やっとイチゴの実が赤くなりはじめました。去年よりちょっと遅いかな。

 今年初めて栽培するソラマメ。肥料をほとんどやっていないのであまり大きくならないかも。

ピカソ展




 明石市立文化博物館にて「ピカソ展」を鑑賞してまいりました。平日だったので割とゆっくりと絵を見ることができたので良かったです。ピカソと言われても自分には何がどう良いのか分からないのが本音です。せいぜい見るところといえば、なんかこの配置が好きだなとか、ここの色使いが良いねとか、何を描いていて、何を描いていないのかとか、ピカソって女好きなんやなとか、そんなもんです。

 しかし、展覧会などを見に行くとたいがい何点か、気に入る作品があるもので、今回は4つ良いなと思うものがありました。そうすると帰り際にグッズ販売店に寄って、そのポストカードがあるかどうかを探します。いつもだと自分が良いなと思うものはポストカードになっていないのですが、今回は一点だけありました。

 なんでこの絵が気に入ったかというと、個人的に最近良く楽器や機材を触る機会が多いということが影響していると思います。この「コンポジション」という作品はおそらくギターをモチーフにしたものだと思うのですが、弦らしき線に触れると本当に音が出てきそうな存在感を感じたのです。こんな楽器があったら面白いなと思ったのです。この楽器で演奏される音楽って一体どんな響きがするのだろうか?とかなんとか色々想像できた絵でした。こういった作品を見ているとピカソは音楽も好きだったのだろうなと想像できます。

 他にも人物を描いた作品で興味深かったのは、いわゆるピカソが描きそうな抽象的な絵で、これのどこが人間なんだ!?という形をしているのですが、良く見てみると、その形状が植物の文様に見えてきたのです。人間も植物も同じ「生物」であるわけだし、人間は日々、野菜などの植物を摂取してエネルギーを補給している。野菜など食べず、肉しか食べないという人でも、その牛や豚は植物を食べて成長する。

 とにもかくにも、ピカソがそれを意図して描いたのかどうかは良くわかりませんが、そういった組み合わせを一つの絵のなかに組み合わせたのは面白いなと思いました。人間を描くというよりも、そのエネルギー自体を表現していたのかなという風に自分はとらえました。

 さて、博物館を出て自転車で帰宅することにしました。明石公園の森を抜けて、町に下りてきて信号待ちをしていると、後ろにいたおばあさんに「かばんのチャック開いてるで。閉めたるわ」とチャックを閉じてくれました。僕は「ありがとうございます」とお礼を言いました。そんなやりとりを経て何時もの海沿いの道を通って帰ります。しかし、海沿いの道に入ると向かい風があって結構きつかったです。風が強いせいか、いつもにも増して潮の香りがします。態勢を低くしたりしてあがきながらのペダリング。一方対向してくる自転車にとっては追い風で、スイスイ進むことができます。ママチャリに乗ったおっちゃんが軽快に、そして少し跳ね気味にペダリングをし、その少なくなった毛を風に激しくなびかせながら通り過ぎていったのを横目に、こちらは向かい風と格闘中。空を見上げると、大きな鳥が風に乗ってゆらゆら。何をこんなに必死になって脚を交互に回してるんだろうと、ひとりごちながら帰宅したのであります。
 

 

 

2010年4月26日月曜日

ロードバイク・チェーン交換。快適快適


 最近自転車を漕いでいると、チェーンだと思うのですがペダルを回すたびにゴリゴリとした感覚がありました。初めはディレイラーの調整がおかしいからだと思い、色々いじってみました。結局変速自体はスムーズにできるようになったのですが、まだゴリゴリ感がある。次にBBがおかしいのかなと思ったのですが、ここをいじるのは面倒です。

 走っていてゴリゴリする場面を注意深く観察してみると、どうやらリアのギアをトップにもって行くほどゴリゴリが強くなることが分かりました。ローにギアがある時に違和感がないと言うことは、BBなどの足回りに問題が無いということと判断。どうやらチェーンに問題がありそうです。

 実は走行距離が3000kmを越えたあたりから、たまにチェーンの歯ずれがあったり、ゴリゴリ感は感じていました。なんだかんだで現在5500kmをオーバーしています。もうそろそろこの問題を進展させるべく、チェーンを新調することにしました!

 購入したのはシマノ チェーン CN-HG73 (9段対応)というモデルです。

 さっそく家に帰ってチェーン交換をしました。ロードバイクのメンテナンス本をちらっと確認してから、作業を始めたのですが、結構手こずりました。まずはチェーン・カッターの使い方を間違って、部品の一部を破壊!手は油まみれ。チェーンがなかなかうまく嵌められない。嵌められたと思ったら、長さを事前に調節しないとだめということに気づく。新聞紙を持ってき地面に敷いて、古いチェーンと、新しいチェーンを並べる。その作業をしている新聞紙の上に、飼っている犬がやってきて居眠りをしだす。チェーンの長さを比べてみると、確かに古い方が明らかに伸びているのを確認。「ほんまにチェーンて伸びるんやな~」と唸る。

 そんなこんなでなんとかチェーンの交換が終了。チェーン・カッターも一部壊れたとはいえ、全く機能しなくなるような部位で無かったようで助かりました。要はチェーン・交換ができれば、壊れていようがそれで良いのです。

 チェーン新調後に走行してみると、あれだけゴリゴリいっていたのが嘘のような、滑らかなペダリング。やっぱりメンテナンスは楽しいです。
 

2010年4月21日水曜日

料理


 最近昼飯に一品作るのが楽しいです。といってもただ単に野菜を炒めているだけだけど・・。今日作ったのは、たまねぎとスナップエンドウ、イカと明太子の塩辛をごま油で炒めるというものだったのですが、これが結構美味しくできたので嬉しかったです。自分には料理本を見ながら材料を揃えてやるより、冷蔵庫にあるものを適当に組み合わせて、ラフに料理するほうが向いているように思う。

 ちなみにたまねぎとスナップエンドウは自分で作ったものです。新たまはやっぱり美味しいですね~。生で一切れ食べてみると、これまた美味しいのです。辛みがほとんどなくて、かすかに甘みがある。次はサラダやね!




2010年4月16日金曜日

the notice


the notice

eed [from psps] | MySpace Music Videos


あまり使っていなかった、パイオニアのエフェクターを通してみました。ジョグをぐるぐる回すのが楽しいです。

2010年4月9日金曜日

サイクリングだヤッホー


 たまには広いところで、身体を思いっきり伸ばすことも必要だなと思った。




 

2010年4月6日火曜日

春来たる







 気温が温かくなって畑で作業するときに、特別アウターを着込まなくても寒さは感じなくなってきた。雑草を引っこ抜いているうちに身体が温かくなってきて、パーカーの裾をまくってみると、そこに現れたのは白い腕。おいらの身体はまだ冬の装いのままだ。


2010年3月28日日曜日

歓迎すべき変化


 『異常な鼎談』が終了するようです。他の番組では聞けないような情報が知ることができ、めちゃためになる番組なので、また復活して欲しいです!
 今回の放送を観ていて、苫米地英人氏の『テレビは見てはいけない (PHP新書)』に書いてあった”これからの時代に力をもつのは、コンテンツをみづからつくりだすことができて、その利用についても自分でコントロールすることができる「本物のコンテンツホルダー」です”という言葉の意味がより深く理解できました。








 

2010年3月19日金曜日

素敵な世界

Bryum & Kapok 01: A Memory from Overture on Vimeo.


Bryum & Kapok 02: An Idea from Overture on Vimeo.


Bryum & Kapok 03: A Lilt from Overture on Vimeo.

animation direction story by Overture


 本当に素敵な作品だと思います。3番目の動画を見ているうちに、昔読んだドゥルーズの本の中にあった「生成変化」という言葉を思い出しました(本のタイトルは完全に失念)。バンドでセッションをしている時に、音が上手いこと融合して鳴っている時は、本当にこんな感覚になることがある。人間の感覚というのは奥深く、不思議で、エレガントです。

2010年3月17日水曜日

ええ歌やね。



 それにしても、メンバー全員が左手にマイクを持っているのは合わせているのだろうか?

2010年3月16日火曜日

2010年3月8日月曜日

無いならないで作っちまえ


今日は久しぶりに本屋に行って参りました。今日は『Make: Technology on Your Time Volume 07』と『野の鳥は野に―評伝・中西悟堂 (新潮選書)』の二冊をゲット。



 本屋に隣接している文房具屋を覗いていたら、素敵なものを発見!


 ブックマーカーです!何故か最近”地球”をモチーフにしたオブジェがお気に入りです。雑貨屋さんに行くと地球儀なんかが妙に気になってしまうのです。







 他にもギターや電球がモチーフになったものがありました。


















































 ところで、雑誌『MAKE: technology on your time』がとても面白いです。電子工作が主な内容なのですが、ただ単に説明書通りに作って楽しいね、ということではなくて背景に”MAKE"という思想や哲学、文化をビシバシ感じることのできる雑誌になっていて、読んでいるだけで自分も何かやってみたいとワクワクしてしまうような内容です。

 そして、機械然としたものだけでなく、一見機械とは遠く離れているのかなと思われる、刺繍、ガーデニングなどの話が出てくるのが、とても刺激的で面白いと思います。

 そして、紹介されている作品のほとんどは、作り方が掲載されているので、やろうと思えば、実際に自分でも作ることができるようになっているのです。雑誌だけでなく公式ホームページの内容もとても充実しているので、興味のある人はまずそちらを覗いてみてはいかがでしょうか。→ホームページ

 
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