メロディアスでエモーショナル、それでいてプログレッシブ。
2008年3月31日月曜日
間引き菜
2008年3月25日火曜日
再生の物語。

料理本を探しにいった時にたまたま目に入った一冊。宮崎駿『シュナの旅』という本。なぜ手にとったのかわからないが、これがとんでもなく「ビビビ!!!!」ときたのである。
あらすじは、チベットの民話をもとにしたもので、「谷あいの貧しい小国の後継者シュナは、実りの種をたずさえて、はるか西方にあるという豊饒の地をめざす。その他に、人々の飢えを除く黄金の穀物が美しく輝いているというのだ。」という内容。
これは今自分で野菜を作っていなかったら、特に気にとめることなく素通りしていただろう。今だと頭を通さず、体の実感としてこの物語の奥深さがわかる。
とくに、傷つきボロボロになり、言葉も記憶も名前もそして感情も、すべてを失くした主人公のシュナが、自らが助けた少女たちの辛抱強い手助けにより、徐々に回復していく様子がたまらない。自らが命を賭して手に入れた「実りのたね」を大地に播き、やがて芽吹き、季節がめぐり、嵐を乗り越える。そして、作物がゆるやかに色づき、みのるようにシュナが回復していく。そして秋になり・・・。
この話、わかる人にはわかってもらえると思う。実感を持って・・・。
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