2008年10月12日日曜日

seigen ono『so peaceful, simple and strong』

seigen ono image ジャケット画像




seigen ono 『so peaceful, simple and strong』
sd 1018h saidera records





 セイゲン・オノとは作曲家で録音プロデューサーです。、コム デ ギャルソン 川久保玲から「洋服が奇麗に見えるような音楽を」という依頼によりショーのためにオリジナル楽曲を作曲、制作したり、アート・リンゼイ、ビル・フリゼール、ジョン・ゾーンらとのコラボレーションなども知られています。後は私の好きなカエターノ・ヴェローゾとも交友があるらしいです。また、フランスの森とイタリアのビーチを Acoustic Landscape作品として構築した『FOREST AND BEACH』は医学関係者、建築、インテリア業界からも注目されているそうです。

 こういった海外での先端的な活動だけでなく、国内でも、渡辺香津美、坂田明、坂本龍一やパフィー、グレイ、そして、北島三郎までありとあらゆるアーティストの録音を手掛けている人物です。

 そのseigen onoが2002年にリリースした『so peaceful, simple and strong』を昨日購入しました。しかも、なんと100円で・・・。近所の大型複合商業施設に入っているCD屋さんになぜか置いてありました。いわゆる郊外にある普通のCD屋さんです。あまりにも場違いなところに、あきらかにおかしな値段設定に、一瞬目を疑いましたが確かに100円で売られていました。
(このCDの他にも何枚かそういったCDがありました)

 さっそく購入して、車のなかで聞きながら家路に着きました。私のお気に入りは3曲目の「tomorrw 11pm」という曲で、このアルバムに収録されているものの中で、一番軽快でポップで聞きやすい音楽です。一聴するとJAZZのような音なんですが、ブラジルっぽい雰囲気があったり、ロックぽいところもあったり、はたまた地中海のリゾートで流れてそうな音楽に聞こえてきたりします。

 この「tomorrw 11pm」という曲を聞いていると、私がこのCDを手に入れた状況のように、どこか今ここではない世界に飛ばされるような気分になれます。そんな風にseigen onoの音楽は何かイメージを喚起させるようなものがあります。映像が浮かんでくるといいますか・・。そして何回も聞き直したくなります。なんかハマっているかな。

 ちなみにseigen onoの作品は、このCDを含めて録音に凝っています。SACDのマルチチャンネル・フォーマットでハイブリット仕様だそうです。残念ながら私は普通の再生機械しか持っていませんので、この作品の本当の音は聞くことができません。一回聞いてみたいものです。

 


 saidera records



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